ルンビニー学園では、学園で育ち、巣立っていく全ての園児たちが幸せな人生を過ごしてほしいと考えています。乳幼児期は「人間形成の土台」を作る大切な時期であり、その時期に仏教の精神にふれて育つことが、園児たちの未来を支えるものになると考えています。
仏教の根本精神は「三宝を敬うこと」です。三つの宝とは仏、法、僧のことをいいます。仏教保育ではそれらを次のように言いかえます。
- 明るく(仏)
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- さまざまなことに興味をもち、探求する
- 未来に希望をもち、楽しく前向きに進もうとする
- 物事を深く考え、自分なりの答えを導き出そうとする
- 正しく(法)
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- 一人ひとりが自らの役割を考え、積極的に行動する
- すぐにあきらめず、自信と責任を持って行動する
- さまざまな体験の中で、良いことや悪いことを理解する
- 仲よく(僧)
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- 世の中には自分と違う考え方を持つ人がいることを理解する
- 他者を理解して尊重し、寄り添う心を持つ
- 集団の中で互いに協力しあい、調和のとれた生活をする
いずれも、シンプルですが奥が深い言葉です。
昨今私達を取り巻く環境は大きく変わりつつあります。子どもたちは不透明で予測ができない時代を生きていくことになります。ルンビニーでは様々な「環境」を提供し、自分という存在を肯定し、自らの頭で考え、将来、社会で生きぬくことができる人間を育てたいと思っています。何かをさせるのではなく、自らの内からでてくる「やりたい」を大切に、学園全体で一人ひとりの子どもの「生活」「遊び」「気持ち」をサポートしていきます。