鳥蒭沙摩明王…うすさまめょうおう
降臨ましまし諸人の命をすくいたまうことを
時の人感じあえり斯て安貞二年の春帰洛したまう
遺教相続して隆んなりしが世かわり時うつりて
数度の兵乱に潰廃せしが弐百四拾余年を経て
文明年中(一四六九〜八七年)鎮西流の
沙門徳与笈公和尚在住し廃おる興してより
浄土宗風相続せり先に此池において雨を祈り
又星の宿れる池なれば鏡が池を又は天川ともいえり
二十四輩巡詣記にも親鸞聖人
御旧跡下鎌田浄土宗明福寺と
しるせり是即ち什宝の旧記をもって来由のあらましを
記すところなりあなかしこあなかしこ
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